- 「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」
今話題の映画といえば、
飛んで…….じゃなくて、
跳んで……..じゃなくて、
- 翔んで埼玉
です。(「しょう」と打ってから変換するといいです。)
最近話題ですが、原作はかなり古く読んだことが無い方も多いのではないでしょうか?
今回の記事では「翔んで埼玉」の原作漫画のネタバレ・感想をお届けしたいと思います。
目次
連載時期
『花とゆめ』(白泉社)1982年~連載
と30年近く前の
- ディスり、イケメンという言葉も無い
- 携帯電話も一般化していない
- 埼玉県の県庁所在地は浦和だった
合併前 - 財務省ではなく、大蔵省と呼ばれていた
ころの作品です。
作者
- 魔夜峰央先生
で少女マンガ雑誌におけるギャグ漫画の金字塔
- パタリロ
の作者でもあります。
翔んで埼玉の世界観
この漫画はフィクションであり実際の人物、団体、
特に地名とは一切関係ありません。
という注釈が必須な埼玉をこれでもかとディスり、自虐をしているギャグ漫画です。
例
- つい10年ほど前までランプで生活していた
- 県知事に年貢を払っている
- 東京に行くには関所に手形を見せなくてはならない
- 埼玉から東京に手紙を出すには検問がある
差別主義
出身地・居住地によって差別が行われており、
特に東京が絶対で埼玉県民に対する差別意識が強く、住民はもちろん、政府の人間も徹底的に埼玉県民を弾圧しています。
例
- 東京に入るでだけで罵声を浴びせられる
- 怪我をしても治療をしてもらえない
そして、
- 主人公たちはそんな差別や弾圧に負けず、世の中の意識を変えようと奮闘する
という熱い漫画でもあります。
登場人物
麻実麗(あさみ れい)
白鵬堂学院3年A組の転入生で都内でも有数の財閥の御曹司です。
正体は埼玉県で1・2を争うう大地主の西園寺家の子息で父親が政治家にするべく埼玉性を払拭しようとしていました。
東京都民の弾圧を目の辺りにし、「埼玉県民が自身を持って自分達の手で差別と戦うべきだ」とし行動を起こします。
白鵬堂百美(はくほうどう ももみ)
白鵬堂学院自治会長であり、理事長の孫です。
始めは横暴な性格でしたが、麗との勝負に負け彼に惹かれます。
そして、あまりにも酷い弾圧と国家ぐるみの陰謀が行われていることを知ると危険を顧みず、麗とともに行くことを選びます。
階階堂進
自民党幹事長の男性で百美の祖父とも強い繋がりがあります。
差別政策を維持するため、活動を起こした麗に刺客を送ります。
埼玉デューク(さいたまデューク)
伝説の埼玉県民で20年前、埼玉県民解放運動を行っていましたが、消息を絶ちました。
麗はこの人物とともに戦うために探しています。
ネタバレ・感想
といっても大部分のネタバレと感想はすでに書きました。
だって、この作品
- 未完
ですから。
もう一度言います。
- 未完
です。
全3話で近年ネット上で話題になり、再編集され宝島社により単行本が復刻されました。
(ちなみに1986年に、白泉社より短編集『やおい君の日常的でない生活』に収録される形で発売されています。)
そして、
2019年まさかの映画化がされ幻の続きが描かれることになりました。
単行本は
- 全一巻
他の作品も収録
と読みやすいのでぜひ一度手にとってみてください。
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