金田一37歳の事件簿京都美人華道家殺人事件第10話「3つのヒント」のネタバレ・推理記事です。
仕事で京都に来ていた金田一とまりんは京極家の美人双子姉妹と家元が次々と殺害される事件に巻き込まれる。
事件を捜査していた金田一は「謎が全て解けちまったよ」として真犯人と対決する。
金田一37歳京都美人華道家殺人事件 第10話ネタバレ
薫子の首の行方は?
枯山水の踏み荒らされた場所を調べ薫子の首を捜そうとしていたが見つかるかはなんともいえないと言う。
そして金田一は「重要なことを見落としている気がする」と違和感を感じていた。
京都のお店にて
行き詰った金田一にまりんは「京都らしいお店を見つけたからそこで呑み直して考えましょう」と提案する。
移動しておちょこで日本酒をたしなむ金田一。すると女将に「おちょこが逆」と指摘される。この状態でも呑めるが量が少なくなってしまうのだと言う。
まりん「本当はどっちが上か作った人しか分からないのかも…」と言ったとき金田一は贋流が「サイコ」といって咳き込んでいた様子を思い出し、さらにスマホで富士山の画像を確認する。
枯山水の手入れ
そのお店にも小さいながらも枯山水があった。手入れが大変そうだが女将は「実は…」と理由を教えその必要は無いのだという。
そして、「便利ー」とはしゃぐまりんに対して「謎が一つ解けたんだそれと確かめてみたいことがある」と京極家に急いで戻ろうとする金田一。
酔っ払ったまりん
「主任ともっと呑みたかった」としながらもかなり酔っ払っている様子のまりん。ケンケンとスキップをしている。
それを見た金田一は桜子殺しの現場を思い出し「そういうことか…桜子さんの殺害の謎が解けるかも知れない」とまりんを褒め、身を引き寄せる。
金田一が確かめたいこと
京極家に戻った金田一を番頭の六波羅が出迎える。
薫子の首は見つからず、警察は屋敷内を徹底捜索することになったと話す。
そして金田一はリベンジポルノがあった日の従業員の勤務表を見せてもらう。「なるほど」と金田一。
枯山水にて
枯山水にやってきた金田一はなんといきなり踏み入れる。
「ちょっとダメですよ庭に勝手に入ったら…」と慌てるまりんだったが次の瞬間、「えっなっこれはなんで主任足跡が…」と驚愕する。
対決!!
謎が全て解けちまったよ
と全ての謎を解いた金田一。
夜もふけたころある人物が枯山水にやってくる。そして、つかさず懐中電灯で照らす金田一。
金田一「こんな夜中に枯山水でなにをしているんですか?もしかして穴を掘っているんですか?あなたが落とした”首”を埋める穴を。
数日後に屋敷内は大体的に家宅捜索が行われます。そうなればあなたがうまく隠した”首”も見つかってしまうだろう。だがこの枯山水は別だ。警察は一度徹底的に掘り返したこの枯山水はもう調べないー
そう踏んだからこそあなたは今ここに”首”を埋めようとしている!違いますか真犯人さん?」
と真犯人との対決が始まろうとしていたのだった。
金田一37歳京都美人華道家殺人事件 第10話ポイント(3つのヒント)
ヒント1 枯山水の仕組み
描写を見る限りどうやら京都の店の枯山水には仕掛けがあるようです。
京極家の枯山水の一部にも同様の仕掛けを作り犯人はそこを通ったと想われます。(詳しくは記事の後半で)
ヒント2 勤務表
詳しくは出ませんでしたが金田一は枯山水に仕掛けをすることができた人間を確かめたかったようです。
ヒント3 逆さまになるおちょこ
おちょこの特徴から金田一は薫子の首の隠し場所を見抜いたようです。
ヒント4 ケンケン
あれ4つになっちゃいました…
まりんはケンケンとスキップするように移動しました。
そして金田一は桜子の事件の足跡をつけた方法を見抜いたよう?
金田一37歳京都美人華道家殺人事件 事件と推理総まとめ
事件編が終わり真相当てクイズも開催されたので推理を総まとめします。
桜子の足跡
枯山水の一部に踏んでも自動的に戻る仕掛けを施しそこを移動して桜子を殺害したと思われます。
管理人は科学に詳しく無いので曖昧ですが例えば石に見せかけた磁石を用意して敷き詰める、足跡をつけても磁石が引き寄せられて戻るという仕掛けかもしれません。
ただそれだと警察にもばれるの靴かなんかにも仕掛けがあるのでしょうか?
足跡のほうは逆に反発して自動的に作り出すのかもしれません。
が、
まりんのケンケンの意味が分からなくなります。どうもしっくりこないので保留にしてもっと詳しく調べ、考える必要がありそうです。
薫子の首を切断した理由と隠し場所
犯人は薫子に右腕を噛まれたので証拠となる首を処分する必要がありました。
第7話の推理記事でも書きましたが、
- 薫子の遺体が発見された部屋の富士の壺と雁流の部屋の逆さ富士の壺を入れ替える
- 逆さ富士の壺を逆(富士の絵)にして薫子の首を覆い、花を生けた
- つぼの入れ替えが分からないように破壊して、さらに不自然にならないように部屋もめちゃくちゃにした
巌流の「サイコ」発言と殺害した理由
第6話の推理記事より柴胡(サイコ)という傷の治療にも使われる植物のことでしょう。
薫子に噛まれた右腕の治療に使ったと思われ、匂いで気づかれそうになったので口封じに殺害したのでしょう。
真犯人の正体
第9話の推理記事より治療のための黒いリストバンドのようなものをしていて、いつの間にか消えていた
弟弟子・黒樹左京
彼がこの事件の真犯人です。
更なる可能性
※少し修正
黒樹が真犯人であることは間違いないでしょう。そして、最後に枯山水を手入れをしたのも左京です。(第4話)
が、リベンジポルノ時手入れしたのは交代で行っている左京か一乗寺のどちらかであり、金田一がこの時の当番表を調べ直す意味がありません。
もしかしたら黒樹・一乗寺の替わりに手入れを行った人物がいるのかもしれません。
- 昔は手入れを行っていた
- 事件後、桜子の弔いとして手入れをしたいと申し出る
- なにより桜子のリベンジポルノを捏造し嘘を付いていた
薫子が行い、仕掛けを作ったのかもしれません。
- 薫子がリベンジポルノで原因を作り、桜子を自殺に見せかけて殺害
- それに気づいた黒樹が薫子と口封じに贋流を殺害した
これがこの事件の構造かも知れません。
まだ、足跡トリックがしっくり来ないですが第10話はとりあえず以上です。
←京都美人華道家第9話「偽りの遺書」 京都美人華道家第11話「見えない飛石」→
コメント
サイコは「西湖」。
壺の作品名のことでは。陶芸家なので花ではないと思う。
西湖から富士山を見ると水面にも富士山が移り写真だと上下が分かりづらいだろう。
贋流だけが上下逆に気づいた。でもまさかと思っていたんだおろう。
首は現場にあり部屋を荒らしてカムフラージュした。
温度調節と壺を運ぶ。弟子の力関係なら担当をどうする?
物を運ぶのは弟弟子の役目ではないか?逆だ。いつも兄弟子がそう指示していたはずだ。
腕を見せたくなかったからだと推測する。
by KYP 2019年6月27日 9:20 AM