大人気漫画「金田一少年の事件簿 シリーズ」のギャグスピンオフ
- 「金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿」
が好評連載中です。
そして、いよいよ金田一の宿敵
- 魔術列車編:”地獄の傀儡師”
が登場します。
今回の記事では「犯人たちの事件簿」の魔術列車編を読み解いてみます。
原作”魔術列車”
ある日、警察に”地獄の傀儡師”と名乗る人物からの脅迫状が届く。
金田一は「幻想魔術団」のマジックショーが行われる「魔術列車」に乗り込むが、列車とホテルで”地獄の傀儡師”による
- 死のマジックショー
が幕を開ける……!!
犯人 地獄の傀儡師
- 怪人:地獄の傀儡師
- 犯人:高遠遙一
- 職業:「幻想魔術団」のマネージャー
- 動機:天才マジシャンで母親でもあった「近宮玲子」を死に追いやり、そのトリックを奪った弟子達への復讐。
気弱なマネージャーを演じてはいたが本性は犯罪を芸術と称する
- 天性の犯罪者
で、「ただ、事件を起こすだけではつまらない」と警察まで呼び寄せます。
そして、事件後は脱獄し恨みを持つ人物に犯罪計画を授け、実行させるという形で暗躍します。
そのため、
- 金田一の宿敵
ともいえる人物です。
犯人たちの事件簿”魔術列車”見所
作品のヒットを記念して行われた
- 次の登場犯人を決める「犯人総選挙」
で堂々の1位を獲得しました。
原作ではシリアスで冷酷な悪役で、もはや”ギャグをやらせる”ことすら許されなさそうですが、どうなるのでしょうか?
淡々と事件を実行
「犯人たちの事件簿」といえば、犯人が
- トリックのために体を張る
- 自分の演技を自画自賛する
- 金田一に追い詰められて焦る
などの描写にギャグをはさむのが”お約束”ですが、高遠は淡々と犯行をこなしていきます。
そして、読者に「面白いですか?」と問いかけてきます。
いきなり、今までのパターンを崩してきました。
テンションが上がっています
あまりにもつまらず、高遠のテンションは下がり肌の潤いも失われます。
しかし、金田一が事件を捜査し推理を発揮していくに連れて、好敵手として認めテンションと肌のつやが上がっていきます。
そして、テンションが上がるイメージとして
- スキンケアを受ける
- ダンスでフィーバーする
- 和太鼓を全力で叩く
としっかりとギャグをやります。
はめられた…
ホテルの湖にある劇場での第二の事件を起こした高遠でしたが、ショウの前に金田一が劇場への跳ね橋のスイッチを壊してしまい会場は密室になってしまいます。
- 探偵が(ギャグで)密室を作り、容疑者を絞り込んでしまう
というまさかの展開にさすがの高遠も
- 「はめられた……」
- 「そんなのありですか…..」
と絶句します。
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