金田一37歳の事件簿京都美人華道家殺人事件第11話「見えない飛び石」のネタバレ・推理記事です。
仕事で京都に来ていた金田一とまりんは京極家の美人双子姉妹と家元が次々と殺害される事件に巻き込まれてしまうも全ての謎を解く。
そして、桜子殺害時の足跡トリック・見えない飛び石と驚愕の真犯人が明かされる!!
目次
金田一37歳京都美人華道家殺人事件 第11話ネタバレ
桜子を殺めし者
「みんなが来る前に荒れた枯山水の手入れをしようとしていただけ」と苦しい言い訳をする真犯人に対し、金田一は「苦しい言い訳ですね無理もない。何しろあなた自身もこの事件の全容を理解しているわけじゃないですからね」と告げ、推理を開始する。
金田一「まず桜子さんを殺害したのは姉の薫子さんです。」
今となっては推論で過ぎないが薫子は名門・京極家の跡取りというプレッシャーで相当のストレスが掛かり、発散するために夜のみだらな顔があったのだろう。
京都の資産家の息子との縁談が決まり、財政が苦しい赤池流のためにもどうしてもまとめたかった薫子は男性関係を整理する。
が、
「お前の正体をネットに流しといたわこれを先方さんがみたらどない思うやろうな?」
と肉体関係を持った相手にリベンジポルノを流されてしまった。
「これがばれたら縁談も赤池流も自分自身の華道家としての人生も何もかもお終い…」と思い悩む薫子だったが幼いころより自分よりも才能が有り、比較され、実父にも可愛がれ、それなのに「めんどくさい」としきたりを捨て自由奔放に生きている桜子の姿が浮かぶ。
そして、自分自身の中にいた悪魔がささやく…
死ねばいいの!桜子がー!!
あの子がいつもあんたの不幸の元凶!
あんな女!殺されて当然なんや!!
そうや桜子を殺す…赤池流のためにも…
そして、リベンジポルノを自殺の原因として利用し実行したのだった。
見えない飛び石
薫子は桜子を眠らせてから担ぎ、そのまま枯山水の岩に運ぶ。双子であることを利用して自分の足跡をそのまま付けたのだった。
そして、桜子の喉を切り殺害した。
状況がまだ分からない真犯人に枯山水を渡る方法を実演する金田一。
壁の穴から光が差し込んでいる箇所を踏むとなんと足跡が付かずに渡ることができたのだ。
金田一は小料理屋で「砂を固める園芸用のスプレー」を教えてもらった金田一。
薫子はこれを光の当たる箇所にかけ固めることで「崩れない足場=見えない飛び石」を作っていたのだった。
事件の構造
枯山水に気を使い最小限の捜査をした警察も細工に気づかず、「桜子は自殺した」と思惑どおりに進んでいた。
後は傷心の姉を演じながら枯山水の手入れをして証拠を隠滅するだけだった。
が、あることが理由で桜子を殺害したことに気づかれ、もう1人の真犯人に殺害されてしまったのだった。
勤務表が全てを暴く
金田一は六波羅に見せてもらった勤務表を真犯人に見せる。
桜子が北海道に行っていた日、真犯人は実家に帰っていて休みだったが1泊もあれば十分だったのに3泊もしていた。
金田一「
本当は実家ではなく北海道に桜子さんと一緒に旅行に行っていたんだじゃないですか?そうでしょう??
黒樹左京さん
あなたが桜子さんを殺した薫子さんと巌流先生を殺した真犯人ですよ
」
こうして金田一は真犯人・黒樹とのさらなる対決に臨むのだった。
金田一37歳京都美人華道家殺人事件第11話感想
推理の振り返り
桜子を殺したのは薫子、薫子と巌流を殺したのは黒樹
は正解でした。
金田一シリーズ初の「共犯関係ではない別の人間が事件を起こしていた」のこの事件の構造でした。
ただ、足跡のトリックは気づけませんでした。これは悔しい!!
- まりんが橋の影を避けて移動
- →光の部分を移動
- →枯山水における光は何?
- →月明かりが照らしている場所だけに細工をして移動した
と考えればよかったのですね。
必要最小限にすることで「警察はなぜ細工に気づかなかったのか?」という自分の疑問も納得です。
「まりんの移動=足跡をつけた方法」と考えてしまったため複雑に考えてしまったのも痛かったです。
「薫子が犯人のだから自分で足跡をつけた」とシンプルでよかったのでした。
「園芸用のスプレー」という専門知識が出ましたが今のご時勢、これくらいはネット等で調べないとダメということでしょうか。
残りの謎
- 巌流の「サイコ」発言の真意
- 黒樹が犯人であることの根拠
- 薫子の首の隠し場所
黒樹は桜子といっしょにいたためリベンジポルノと事件の真実に気づいたのですね。
次回残りの謎究明・次々回に動機でこの事件は決着でしょう。
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