金田一37歳の事件簿京都美人華道家殺人事件第12話「”首”の在処」のネタバレ・推理記事です。
金田一とまりんは京都の活け花の京極家の人間が次々と殺害される事件に巻き込まれてしまうも全ての謎を解く。
そして、ついに金田一は全ての謎を解き真犯人を追い詰めるのであった。
目次
金田一37歳京都美人華道家殺人事件 第12話ネタバレ
真犯人の根拠
「桜子とは将来を誓いなった中で、桜子ににみだらな汚名を着せ殺した薫子を今度は殺したのではないか?」と詰め寄るも
真犯人:黒樹左京
は「いいがかりだ」と切り返す。
そして、金田一は根拠を話し出す。
左京は雁流に言われハエを叩いた時には腕の右腕まで見えていたが、薫子の死体発見時に警察に通報する際は黒い下着が見えていた。
「寒くなったから」と左京は答えるも「ならその下着の袖をここでまくってくれますか?」と畳み掛ける。
雁流を殺害した理由
すでに反論すらもできない左京に追い討ちをかける金田一。
「サイコやないか?」と雁流は言っていた。「サイコパス」という意味ではなく
真の意味は「西湖やないか? = ここの(花器は)確か西湖ではないのか?(のはず)」だった。
富士五湖の1つ逆さまに写る逆さ富士で有名な西湖のことで、雁流自分の後ろにおいてあった西湖の花器が西湖ではなくさかさまになった富士だったってことに気づいたのだった。
左京はある理由から「富士の花器」を入れ替え、ひっくり返して水と剣山で花を生けることで「西湖の花器」にしていたのだ。
薫子殺害時の回想
左京は薫子に桜子の殺害を詰め寄るが,「死ね!赤池流のためにあんたも死ぬんや」と薫子が逆上し襲い掛かる、
黒樹「この人は…….こいつはダメだ!こいつだけは….!」
と薫子を紐で絞め殺してしまう。
そして、薫子に腕を噛まれてしまったのだった。
このままでは薫子の口に残った自分の血からDNA鑑定で犯人であるとバレてしまう…そこで左京は証拠となる薫子の首を切断して屋敷に隠すことにする。
薫子の首の在処
金田一「なかなか華道家らしい大胆な隠し方でしたよ一時的とはいえ警察も見つけることができなった。でもそれは…とてもすぐそばにあったんです。そうー」
「この逆さになった”富士!の花器の中にね…!」
と花器を持ち上げ薫子の生首を見せ付ける。
左京はひっくり返すとほぼ同じ形になる「富士の花器」に隠しており、入れ替えたのがバレないように部屋もむちゃくちゃにしたのだった。
そして、下着で噛まれた傷を隠し、さらに花器の入れ替えに気づいた雁流も口封じに殺害したのだ。
決着
金田一「左京さん!この首を調べればあなたが犯人であることは隠しようがなくなりますよ どうか認めて下さい…自分の罪を…!
桜子さんのためにも…」
左京「負けましたわ…!」
動かぬ証拠を突きつけられついに観念する左京。
金田一に予め呼ばれていた関係者と刑事が部屋に入ってくる。薫子の生首にそっと寄り添う母親の鶴羽、
「薫子…あんたそないに桜子が憎かったんか…?古いしきたりだらけの赤池流を投げだして外の世界で輝いていた桜子が…」
黒樹「鶴羽はん!わ…私は人殺しでどうしようもない男です!で、でもこれだけは言わせて下さい!桜子はんは決して赤池流を投げ出した無責任なお人ではあらしまへん!それどころか誰よりも赤池流のことを大事に思ってたんです!」
と黒樹は全ての真実を語り始めるのだった。
金田一37歳京都美人華道家殺人事件第12話感想
推理の振り返り
- 左京が薫子殺害後に腕に黒いリストバンドを巻いていたのが犯人である根拠
→下着だったけど正解 - 薫子の首は入れ替えられた花器に隠してある
→正解 - 贋流を殺害した理由は口封じ
→正解
でしたが、「サイコ = 西湖」だったのは気づきませんでした。
金田一が富士山の画像を出す際に地図を見ていたのを見落とし、
「薫子に噛まれた = サイコ = 傷薬にもなる柴胡」もミスリードで引っかかりました。
残酷描写の復活
青年誌の「イブニンブ」に移ったこともあり、薫子の生首ははっきりと描写されました。
画像はさすがに出せませんが、
- 乱れた髪
- 口から垂れる血
- 半開きの生気の無い目
とリアルで生々しく残酷です。
「少年」では首の切断は扱えても描写はぼかしたでしょう。これから先、「37歳」では残酷な事件やそれにともなうトリックも増えるかもしれません。
後は次週に桜子の真実が語られ、この事件も決着と思われます。
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