ドクターストーンの登場人物、獅子王司は現在作中最大の敵として君臨しています。
そして、彼の思想やカリスマ性が多くの人を惹きつけ「司帝国」という組織を作り出しています。
今回の記事では司の思想、考え方、その矛盾等を見ていきます。
獅子王司とは
石化する前は
- 霊長類最強の高校生
と呼ばれ圧倒的な武力を誇っています。
その力は素手で野生化したライオン一撃で倒すほどです。
過去
第4話では病気の妹のために海岸で貝を取っていた所、漁業権を持つ男に「盗んだ」とされひどい暴行を受けたようです。
(ちなみにこの男は「酒臭かった」のまともに働いておらず、搾取していただけの可能性もあります。)
また、第9話では格闘技を極めた後も
- 「(石化前)取り巻きは大勢いるが大切な人間はいない」
と語り、友人や信頼できる人物はほとんどいなかったようです。
このような経験から現在の思想になり、司帝国に繋がっていくようです。
純粋ゆえに危険な思想
司は千空
- 「人類が石化した”ストーンワールド”では自然は誰のものでもなく、自然とともに生きるべき」
- 「利権利権のことばかり考えているような大人を復活させてしまえば、持たないものは搾取されてしまう」
- 「今の状況は純粋な若者だけを復活させて、人類を浄化できるチャンス」
と説き、大人の石像だけを破壊し始めます。
そして、
- 「千空が科学で文明を復活させれば、”汚い世界”に戻ってしまう」
とし千空と対立します。
一方で司帝国の住人は「仲間」と呼び、命を落とした者に対して喪に服す等
仲間思いの面はあります。
司帝国
司は復活液で若者を復活させて自分が統べる国
- 司帝国
を作り上げます。
さらに第50話で
司
- 「老人達が経済力を持ち、若者は正しくされていなかった」
- 「科学があると”本来力がない者”が簡単に武器を手に入れる」
氷月
- 「老人達は復活液で搾取する対象を増やし続ける」
と語っていました。
そして、千空が生きていると知ると
- 「理想の実現のためには自分の手を汚すことは厭わない」
とし千空と全面対決する決心を固めます。
司帝国の矛盾
司は
- 「力を持たないものが搾取されるのはおかしい」
- 「科学が発展すれば武器が作られ、利益の奪い合いの争いになる」
としていますが、司帝国では
- 武力でトップに君臨している
ので行動が矛盾しています。
もっというと文明崩壊前の経済力・既存利益が司帝国では武力に置き換わっているだけです。
さらに、氷月は村を襲撃した時に戦闘員を役立たず扱いし犠牲にしているので弱いものが割を食っています。
ゲンのように武力を持たない人物には居心地が悪そうです。
果たして、司自身が思想に矛盾していることに気付く日は来るのでしょうか?
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