「金田一37歳の事件簿」、「京都美人華道編」第3話のネタバレ・推理記事です。
あらすじ
仕事として華道・赤池流家元「京極家」に泊まりこんでいた
- 金田一
- 葉山まりん
は従業員達から桜子と京極家の闇を聞かされる。
そして、夜もふけたころ足跡が無い枯山水で桜子の遺体が発見されたのだった。
追記
足跡トリックの推理をしました。
目次
飲み会
離れで酒を飲んでいた金田一は37歳にもなって
- より色っぽくなったまりんの妄想
にふけ、それを見ていたかのようなタイミングで
スマホに美雪からのメッセージが届きます。
そして、なし崩し的に
- 仲居:浪風千紘
- 板前:辻森遥
- 風呂上りのまりん
とともに飲み会に突入します。
(ええ仕事やな……)
名家の没落
酒が進んだ浪風と辻森により現在の京極家の内情が語られます。
- 雁流は先代の弟で亡くなった際に京極家に戻り家元になった
- 元は陶芸家で華道の実力は無く、仕事は薫子まかせ
→実際、金田一との対応も薫子と弟子の一乗寺・黒樹に丸投げしていた
→先代の時に多くいた弟子も今ではこの2人しかいない - 陶芸家としても売れていなく自分の作品を屋敷で使ったり、売り込むために色々なところにお金をばら撒いている
- そのため財政は厳しく、従業員の給料もカットされている
と2人とも京極家、もとい雁流に不満爆発でした。
(客の金田一達に話すところをみるとよっぽど溜まっているご様子)
桜子の闇
そんな中、まりんは第2話でのリベンジポルノの話題を持ち出し浪風はネットに上がっていたと思われる
- 桜子と思われる人物(目に線が入っている)の男女の営みの画像
を見せてきます。
- 後ろのテレビ番組が映っている
→そこから一ヶ月前に起きたもの - その時、桜子は2泊3日の札幌へ出張に行っておりアリバイが無い
- おそらく行きずりの男と関係を持ち捨てたのだろう
→その腹いせで画像を上げられた
と辻森は考えているようです。
そして、この事実は少なくとも桜子と雁流には知らされていません。
ただ、画像に1点だけ気になる箇所があります。(後述)
薫子の縁談
現在、薫子には京都のでも有数の資産家との縁談が進んでいます。
ちなみに縁談が上手くいけば支援が得られ、京極家の財政が良くなると考えられており2人はこの大切な時期にやらかした桜子に困っている様子です。
はい、どう考えても政略結婚で薫子も振り回されていますね。
相手は第1話で話題になっていた「あんな男」でしょうか?
こうして見ると桜子は堅苦しい”しきたり”が嫌というより愛想が尽きて出て行ったのかもしれません。
枯山水にあるものは…
- 深夜3:40ごろ
目を覚ました金田一は風呂に向かいます。
檜の立派な湯船にご満悦の中、風呂場の窓から枯山水のほうを見てみると
誰かが倒れているのを発見します。
- 「仕事以外のトラブルは..」
という思いも虚しく、金田一は
- 枯山水の中央の庭石で喉をざっくりと切られ絶命した桜子
を発見するのでした。
そして、庭には桜子の足跡しか残っていないのでした。
現時点のポイントと推理
足跡無き事件
- 枯山水の庭には岩に向かう桜子の足跡しか無かった
→流れ紋様は簡単には修正できない - 左手には刃物が握られていた
ので桜子は自ら命を絶ったように見せかけられたようです。
ただ、喉(大動脈)を切られた割には出血が少な過ぎで庭石や流れ紋様に血がほとんどありません。
よって別の場所で切られて運ばれた可能性が高いです。
- どうやって犯人は足跡をつけずに遺体を運んだのか
がポイントですが、
現時点では手がかりはほとんど無い状況です。
とりあず、
- 壁には月明かりを取り込むための穴がいくつか空いている
- 事件前後の枯山水の状況に変化が無いか
はしっかり見ていたほうが良さそうです。
死亡したのは
なんども出していますが、双子の入れ替えはミステリーの定番です。
見つかったのは桜子と見せかけた薫子の可能性はあります。
あるいは定番を崩してストレートに桜子かもしれませんが…..
画像に映っていたのは?
リベンジポルノの画像は状況的に桜子と思われています。
が、
耳にピアスをしていません。
(ピアスだけつけていたほうがエ…)
男女の営みなので外している可能性はありますが、
流失したのは普段ピアスをしていない薫子のものである可能性もあり、動機に関わるのでしょうか?
今後の展開は
自殺に見せかける時点でミステリーは大体大詰めとなっています。
正直、前々から言われていた
- かなり残酷
- かなり複雑
にはあまりなっていないのですでに他の事件も起きており、桜子が行った後での自決という形なのでしょうか?
雁流先生は「金田一シリーズ」の典型的な被害者要員ですし…
追記 足跡トリックの推理
1つ目
まず、歴代の犯人達のように体力勝負の
- 壁の穴にロープを張り、遺体とともに移動、足跡をつけながら戻る
というトリックです。
が、
- 木のように大人二人の体重を支えられる支点が必要
- 2つの壁の穴を通してロープを張らなければならない
- 張る時と回収時に砂にロープの痕を残してはならない
ので現実的ではなさそうです。
某”小さくなった探偵”のようにボーガンでロープを張って、回収という手もあるかもしれませんが…..
となると犯人は射撃の達人になります。
2つ目
桜子に「なんやかんや」言って、庭石に行ってもらい死んだ振りをしてもらいます。
その後、上のロープを使うなどして真の凶器を遠隔で飛ばして切り裂く…
はい、どうやっても庭が血まみれになりますね。
現時点でのトリックを考えてみましたが正直、しっくりこないです。
よし、もう寝よう。
とりあえず第3話は以上です。
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